LYRICS

かくれんぼ

擬かしかった 路地を抜けなければ
会えないような かわいいルールを
守りながらだって 夕焼け小焼けの
帰り道は 手を繋げていた

笑っていたって 君は答えをくれない

「じゃあまたね」の中でかくれんぼ まだ遊ぶつもりで
「もういいかい?」「まだだよ」 繰り返し 君は僕の手を引く
見えなくなるまで手を振りながらずっと探してる

「じゃあまたね」の中に隠れてる 僕の想いも

あまのじゃくな きみのぬけがらを
まとってた 似合わないのに
このまま 剥がれ落ちるまで
おそろいのままで 過ごそうか

なんて笑えないスタイルで 踊って日が暮れる

交わした言葉たちが 僕を覆い尽くす
他の誰かが探し出して しまう前に見つけなきゃなと
もう一回 手を伸ばしてみる?

「じゃあまたね」の中で かくれんぼ まだ遊ぶつもりで
「もういいかい?」「まだだよ」 繰り返し 君は僕の手を引く
見えなくなるまで 手を振りながら ずっと探してる
「じゃあまたね」の中に 隠れてる 君の想いを

 

work:2024
lyric:今村モータース
music:AkiyamaHiroki

2025-01-22 |Posted in LYRICS

 

MABOROSHI

幻ならいっそ良かった 胸の高鳴り やはり現
いつのまにか君に恋した 飛んで火に入る夏の虫

蒔いたはずのなかったタネが発芽する音がした
そのうち枯れてしまうだろうとそもそも気付かなかったことにした

それなのにあれよあれよと
育っていく 君に優しくされる度

幻ならむしろ良かった 胸の苦しみ 寝付けない
いつのまにか 君で溢れる 寝ても覚めても夏の魔物

意識すればすべてが養分 さりげなさも深読みして
気を紛らしても結局養分 想像と妄想の繰り返し

きっと叶わないこと悟ってて
育っていく 君の微笑み見る度

幻ならいっそ良かった 胸の高鳴り やはり現
いつのまにか君に恋した 飛んで火に入る夏の虫

幻ならむしろ良かった 胸の苦しみ 寝付けない
いつのまにか 君で溢れる 寝ても覚めても夏の残像

 

work:2024
lyric/music:AkiyamaHiroki

2025-01-22 |Posted in LYRICS

 

summer desert

君のように上手に笑えなくてごめんね
見え透いた嘘なら付かない方がマシ

夢のように上手に飛べなくてごめんね
後戻りもできない座標も分からない

らららりるれ
夏が過ぎゆく
買った矢先に
アイスは溶けゆく

キウイのように大人な味は今じゃなかった
パインが良かったなんて欲張りね

どうしてこうなったのかが分からないまま
足跡の数だけ増える

君のように上手に笑えなくてごめんね
行けども行けども砂漠しか見えない

らららりるれ
夏が過ぎゆく
買った矢先に
アイスは溶けゆく

らららりるれ
夏が過ぎゆく
青が突き抜け
陽炎は揺れる

 

work:2023
lyric/music:AkiyamaHiroki

2025-01-22 |Posted in LYRICS

 

Noisy Lady

甚だしい勘違いで自己中な駐車して
のさばる車にイラつく感覚と似ている

アップデート 通知ずっと無視してるんじゃないの?
不具合でそのピント バグってる?

Noisy Lady
残念ながら またもやどこも掠めてないぜ
一辺倒なレンズで映す瞳はあなた色の僕

虫の居所にかまけた昨日の理不尽なNOが
今日はYESでモヤつく感覚と似ている

エスカレート もう気付かなきゃダメじゃないの?
砂時計の砂はとっくに止まっていること

おなじことを繰り返ししている
おなじところ行き来している
おなじ混沌を繰り返している
おなじコントを見聞きしているだけ

Noisy Lady
残念ながら またもやどこも掠めてないぜ
一辺倒なレンズで映す瞳はあなた色の僕

Noisy Lady
秋空色した空はこんなに美しいのに
見当違いなレンズで映す視界はボヤけたままね

 

work:2021
lyric/music:AkiyamaHiroki

2024-10-01 |Posted in LYRICS

 

ねむりの森

ねむりの森へ
君を誘おう
おやすみの時間だよ

しげみの奥へ
君を連れていこう
花影がやさしくゆれてる

どんどん重たくなる瞼に
逆らわなくてもいいんだよ

だんだん重たくなる瞼に
逆らわなくてもいいんだよ

つむりを撫でて
君を見てるよ
おやすみ
夢で微笑めますように

 

work:2024
lyric/music:AkiyamaHiroki

2024-05-28 |Posted in LYRICS

 

寒月のしらべ

銀波が美しく漂う
さざめきに耳を澄ませる

懐古に耽るから
月は世々の形見ね

戻せるのなら戻したい
まだ雪を欺くような心の頃に
嘆きを混ぜた溜め息は吐きたくないのに
月が美しすぎて抑えきれなくなる

銀波が美しく漂う
対岸は豪華絢爛

思案に暮れるから
夜は油断大敵ね

戻れるのなら戻りたい
まだ使う前の糸電話のように
嘆きを混ぜた溜め息はもう止めたいのに
夜があざとく背中さすってくるから

僕はもうすっかりペーソス
どこに隠れたのユーモア

戻せるのなら戻したい
まだ雪を欺くような心の頃に
嘆きを混ぜた溜め息は吐きたくないのに
月が美しすぎて抑えきれなくなる

寒月のしらべ

 

work:2024
lyric/music:AkiyamaHiroki

2024-02-18 |Posted in LYRICS

 

マジカルストレンジベイシングタイム

そんな風に見えないなんてセリフすっかり聞き飽きた
着痩せみたいなもんだよとレシーブ打つのももう飽きた

ストレスに全部罪をなすりつけて免罪符を乱発するのはイージー
その顛末がこんな有様なのに どうしてなのかと首を傾げる

座ったら3で立ったら1
マジカルストレンジベイシングタイム

あんな風ではないからと比較対象を探しても
ニュートンに逆らえてない 大きな雫が立派なエビデンス

年頃に全部罪をなすりつけて印籠みたくかざすのはイージー
その顛末がこんなテイタラクならば水戸光圀もさぞ驚くでしょう

座ったら3で立ったら1
マジカルストレンジベイシングタイム

ストレスに全部罪をなすりつけて免罪符を乱発するのはイージー
どうにかなると根拠のない強気 今宵もテンプテーションとワンナイトラブ

座ったら3で立ったら1
マジカルストレンジベイシングタイム

 

work:2023
lyric/music:Akiyama Hiroki

2024-02-18 |Posted in LYRICS

 

抱え重ね

虹がかかった雨上がり 街の外れで1人きり
僕は君に君に伝えたくなる

やがて消えいくその前に 全速力で走り抜け
君を迎えにいければ2人見れるかな

1200万画素のカメラをかざすけれど
この風の色と匂いまでは収めきれない

僕らは孤独を抱えて重ねあって
些細な幸せ探して夢を見る

雪化粧したパノラマが広がる田園国道
しぶき拭き取るワイパーは忙しい

変な擦れ跡がついて一向に落とせなくて
「汚いね」なんてどちらからともなく笑いあって

虹がかかった雨上がり 街の外れで2人きり
次は君と君と眺めていたい

僕らは孤独を抱えて重ねあって
些細な幸せ探して夢を見る
僕らは孤独を抱えて重ねあって
些細な幸せ探して時を刻む

 

work:2022
lyric/music:Akiyama Hiroki

2024-02-18 |Posted in LYRICS

 

アンドゥトロワ

完全無欠のトレビアンなんてアラビアンなエイリアン
万年補欠にゃたらればさえ哀れなSF小説

一心不乱がお似合いだったあいつは今何処へ?
曖昧模糊な環状線ならひとまず次で降りて

お腰につけた巾着全部捨てちゃいな

着の身着のままアンドゥトロワ
素足で駆けろ
可憐な花も見逃さないように

肝腎要がフルスモークで勘頼りの偏り
神通力をフルスロットルで駆使できるわけもないけど

最後に信じるのは自分しかいないぜ

風の向くままアンドゥトロワ
荒野を駆けろ
尖った石も踏まないように

着の身着のままアンドゥトロワ
素足で駆けろ
可憐な花も見逃さないように

風の向くままアンドゥトロワ
荒野を駆ければ
あいつにもきっとそのうち会える

 

work:2024
lyric/music:Akiyama Hiroki

2024-02-18 |Posted in LYRICS

 

必要嘘

僕のためを想って ついてくれたのでしょう?
必要嘘 そうでしょう?

都合よく交わす 言い訳じゃないでしょう?
必要嘘 そうだと言ってよ

狂った微笑みでグラスを空けては
心にどんどん極彩色
渦を巻いていく何かが崩れる
サイケデリックな街並みになる

僕のことを想って 言ってくれたことさえも
必要嘘 まさかね違うよね

都合よく潰す仮設だったとでも?
必要嘘 どうなってるの

ゆくりなく響く青天の霹靂
瞬間激しく歪む時空
腑に落ちた点に這わせた指尖に
言葉にならずに悲しみを知る

狂った微笑みでボトルを空ければ
心にどんどん極彩色
渦を巻いていく何かが壊れる
サイケデリックな人波避けて

月を探してた月を探してた
見上げてなければ溢れるから
いつかこの中夜も瘡蓋になって
古傷と呼べる日が来るのかな

work :2023
lyric/music : Akiyama Hiroki

2023-10-21 |Posted in LYRICS