LYRICS
かくれんぼ
擬かしかった 路地を抜けなければ
会えないような かわいいルールを
守りながらだって 夕焼け小焼けの
帰り道は 手を繋げていた
笑っていたって 君は答えをくれない
「じゃあまたね」の中でかくれんぼ まだ遊ぶつもりで
「もういいかい?」「まだだよ」 繰り返し 君は僕の手を引く
見えなくなるまで手を振りながらずっと探してる
「じゃあまたね」の中に隠れてる 僕の想いも
あまのじゃくな きみのぬけがらを
まとってた 似合わないのに
このまま 剥がれ落ちるまで
おそろいのままで 過ごそうか
なんて笑えないスタイルで 踊って日が暮れる
交わした言葉たちが 僕を覆い尽くす
他の誰かが探し出して しまう前に見つけなきゃなと
もう一回 手を伸ばしてみる?
「じゃあまたね」の中で かくれんぼ まだ遊ぶつもりで
「もういいかい?」「まだだよ」 繰り返し 君は僕の手を引く
見えなくなるまで 手を振りながら ずっと探してる
「じゃあまたね」の中に 隠れてる 君の想いを
work:2024
lyric:今村モータース
music:AkiyamaHiroki
MABOROSHI
幻ならいっそ良かった 胸の高鳴り やはり現
いつのまにか君に恋した 飛んで火に入る夏の虫
蒔いたはずのなかったタネが発芽する音がした
そのうち枯れてしまうだろうとそもそも気付かなかったことにした
それなのにあれよあれよと
育っていく 君に優しくされる度
幻ならむしろ良かった 胸の苦しみ 寝付けない
いつのまにか 君で溢れる 寝ても覚めても夏の魔物
意識すればすべてが養分 さりげなさも深読みして
気を紛らしても結局養分 想像と妄想の繰り返し
きっと叶わないこと悟ってて
育っていく 君の微笑み見る度
幻ならいっそ良かった 胸の高鳴り やはり現
いつのまにか君に恋した 飛んで火に入る夏の虫
幻ならむしろ良かった 胸の苦しみ 寝付けない
いつのまにか 君で溢れる 寝ても覚めても夏の残像
work:2024
lyric/music:AkiyamaHiroki
summer desert
君のように上手に笑えなくてごめんね
見え透いた嘘なら付かない方がマシ
夢のように上手に飛べなくてごめんね
後戻りもできない座標も分からない
らららりるれ
夏が過ぎゆく
買った矢先に
アイスは溶けゆく
キウイのように大人な味は今じゃなかった
パインが良かったなんて欲張りね
どうしてこうなったのかが分からないまま
足跡の数だけ増える
君のように上手に笑えなくてごめんね
行けども行けども砂漠しか見えない
らららりるれ
夏が過ぎゆく
買った矢先に
アイスは溶けゆく
らららりるれ
夏が過ぎゆく
青が突き抜け
陽炎は揺れる
work:2023
lyric/music:AkiyamaHiroki
Noisy Lady
甚だしい勘違いで自己中な駐車して
のさばる車にイラつく感覚と似ている
アップデート 通知ずっと無視してるんじゃないの?
不具合でそのピント バグってる?
Noisy Lady
残念ながら またもやどこも掠めてないぜ
一辺倒なレンズで映す瞳はあなた色の僕
虫の居所にかまけた昨日の理不尽なNOが
今日はYESでモヤつく感覚と似ている
エスカレート もう気付かなきゃダメじゃないの?
砂時計の砂はとっくに止まっていること
おなじことを繰り返ししている
おなじところ行き来している
おなじ混沌を繰り返している
おなじコントを見聞きしているだけ
Noisy Lady
残念ながら またもやどこも掠めてないぜ
一辺倒なレンズで映す瞳はあなた色の僕
Noisy Lady
秋空色した空はこんなに美しいのに
見当違いなレンズで映す視界はボヤけたままね
work:2021
lyric/music:AkiyamaHiroki
ねむりの森
ねむりの森へ
君を誘おう
おやすみの時間だよ
しげみの奥へ
君を連れていこう
花影がやさしくゆれてる
どんどん重たくなる瞼に
逆らわなくてもいいんだよ
だんだん重たくなる瞼に
逆らわなくてもいいんだよ
つむりを撫でて
君を見てるよ
おやすみ
夢で微笑めますように
work:2024
lyric/music:AkiyamaHiroki
寒月のしらべ
銀波が美しく漂う
さざめきに耳を澄ませる
懐古に耽るから
月は世々の形見ね
戻せるのなら戻したい
まだ雪を欺くような心の頃に
嘆きを混ぜた溜め息は吐きたくないのに
月が美しすぎて抑えきれなくなる
銀波が美しく漂う
対岸は豪華絢爛
思案に暮れるから
夜は油断大敵ね
戻れるのなら戻りたい
まだ使う前の糸電話のように
嘆きを混ぜた溜め息はもう止めたいのに
夜があざとく背中さすってくるから
僕はもうすっかりペーソス
どこに隠れたのユーモア
戻せるのなら戻したい
まだ雪を欺くような心の頃に
嘆きを混ぜた溜め息は吐きたくないのに
月が美しすぎて抑えきれなくなる
寒月のしらべ
work:2024
lyric/music:AkiyamaHiroki
マジカルストレンジベイシングタイム
そんな風に見えないなんてセリフすっかり聞き飽きた
着痩せみたいなもんだよとレシーブ打つのももう飽きた
ストレスに全部罪をなすりつけて免罪符を乱発するのはイージー
その顛末がこんな有様なのに どうしてなのかと首を傾げる
座ったら3で立ったら1
マジカルストレンジベイシングタイム
あんな風ではないからと比較対象を探しても
ニュートンに逆らえてない 大きな雫が立派なエビデンス
年頃に全部罪をなすりつけて印籠みたくかざすのはイージー
その顛末がこんなテイタラクならば水戸光圀もさぞ驚くでしょう
座ったら3で立ったら1
マジカルストレンジベイシングタイム
ストレスに全部罪をなすりつけて免罪符を乱発するのはイージー
どうにかなると根拠のない強気 今宵もテンプテーションとワンナイトラブ
座ったら3で立ったら1
マジカルストレンジベイシングタイム
work:2023
lyric/music:Akiyama Hiroki
抱え重ね
虹がかかった雨上がり 街の外れで1人きり
僕は君に君に伝えたくなる
やがて消えいくその前に 全速力で走り抜け
君を迎えにいければ2人見れるかな
1200万画素のカメラをかざすけれど
この風の色と匂いまでは収めきれない
僕らは孤独を抱えて重ねあって
些細な幸せ探して夢を見る
雪化粧したパノラマが広がる田園国道
しぶき拭き取るワイパーは忙しい
変な擦れ跡がついて一向に落とせなくて
「汚いね」なんてどちらからともなく笑いあって
虹がかかった雨上がり 街の外れで2人きり
次は君と君と眺めていたい
僕らは孤独を抱えて重ねあって
些細な幸せ探して夢を見る
僕らは孤独を抱えて重ねあって
些細な幸せ探して時を刻む
work:2022
lyric/music:Akiyama Hiroki
アンドゥトロワ
完全無欠のトレビアンなんてアラビアンなエイリアン
万年補欠にゃたらればさえ哀れなSF小説
一心不乱がお似合いだったあいつは今何処へ?
曖昧模糊な環状線ならひとまず次で降りて
お腰につけた巾着全部捨てちゃいな
着の身着のままアンドゥトロワ
素足で駆けろ
可憐な花も見逃さないように
肝腎要がフルスモークで勘頼りの偏り
神通力をフルスロットルで駆使できるわけもないけど
最後に信じるのは自分しかいないぜ
風の向くままアンドゥトロワ
荒野を駆けろ
尖った石も踏まないように
着の身着のままアンドゥトロワ
素足で駆けろ
可憐な花も見逃さないように
風の向くままアンドゥトロワ
荒野を駆ければ
あいつにもきっとそのうち会える
work:2024
lyric/music:Akiyama Hiroki
必要嘘
僕のためを想って ついてくれたのでしょう?
必要嘘 そうでしょう?
都合よく交わす 言い訳じゃないでしょう?
必要嘘 そうだと言ってよ
狂った微笑みでグラスを空けては
心にどんどん極彩色
渦を巻いていく何かが崩れる
サイケデリックな街並みになる
僕のことを想って 言ってくれたことさえも
必要嘘 まさかね違うよね
都合よく潰す仮設だったとでも?
必要嘘 どうなってるの
ゆくりなく響く青天の霹靂
瞬間激しく歪む時空
腑に落ちた点に這わせた指尖に
言葉にならずに悲しみを知る
狂った微笑みでボトルを空ければ
心にどんどん極彩色
渦を巻いていく何かが壊れる
サイケデリックな人波避けて
月を探してた月を探してた
見上げてなければ溢れるから
いつかこの中夜も瘡蓋になって
古傷と呼べる日が来るのかな
work :2023
lyric/music : Akiyama Hiroki