LYRICS

Raining

分かってるつもりもどこか他人事で
知ってるつもりも危機感はなくて
それはまるで参考書だけ買い溜めて
やった気になっていた学生時代のよう

皮肉なほど続いてた春陽も
騒めく街の空気読んだ如く

今宵はRaining Raining
激しいビートがRaining Raining
どこまでもRaining Raining
何もかも流してくように
降り続くRaining Raining
雨樋が揺れるRaining Raining
しばらくは雨宿りがいい

血眼になって火元を探して
瞬くあいだに徒党を組んで
普段あんなに誰かが助け求めても
見てみぬフリばかりしているのが嘘のよう

「次第に淘汰されていくでしょう」
どこかの識者の言葉がやたらと刺さる

心はRaining Raining
日に日に強さがRaining Raining
増していくRaining Raining
何もかも消していくように
降り続くRaining Raining
あちこち泥濘るむRaining Raining
そこらじゅう水たまりだらけ

あの星空もあの夜景もあの路地裏もあの街並みも
あの駅前もあの空気もあの人波も
あのネオンもあのタクシーもあのハイウェイもターミナルも
そろそろ雨に飽きている

今宵もRaining Raining
激しいビートがRaining Raining
どこまでもRaining Raining
また濡れたまま終わる夜
明日にはRaining Raining
止むこと願ってRaining Raining
雨上がり虹かかるといいな

 

work :2020
lyric/music : Akiyama Hiroki
Arranged : Ago Fuyuki

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